谷井孝至 教授
Takashi Tanii
大学院専攻:
電子物理システム学専攻
ナノ理工学専攻


次世代一分子イメージング法

1994年 早稲田大学理工学部電子・情報通信学科 卒業
1996年 同大学院理工学研究科修士課程 修了
1996−1999 日本電信電話(株)勤務
2002年 早稲田大学大学院理工学研究科博士課程 修了
●職歴
2001年 早稲田大学理工学部助手
2003年 同大学院理工学研究科講師
2005年 同大学院理工学研究科助教授

[研究内容]
2001年度早稲田大学は分子ナノ工学に与る研究拠点を形成しました。その研究拠点の中で、私たちの得意技である微細加工技術をバイオテクノロジーに役立てるための融合領域研究を立ち上げ、“ナノ構造ウェハスケール一括形成技術の確立”、“ナノ構造配列上への生体分子の優先的固定”、“次世代一分子イメージング法の開発”といった具体的な目標の下に研究を進めています。生体分子は、自己組織化、分子認識能、自己修復能といった優れた能力を持っています。このような生体分子のもつ洗練された能力と、従来の半導体微細加工技術を組み合わせることによって、生体分子の機能を一分子レベルで解析できるようなナノ空間を設計することができます。ナノスケールの構造体の有する特長を生体分子の固定や観察に積極的に利用して機能解析を行い、次世代の分析システムの開発に繋げようと基礎研究に取り組んでいます。