
山中由也 教授 |
Yoshiya Yamanaka |
大学院専攻: 電子物理システム学専攻 |

中性原子ボース−アインシュタイン凝縮現象 ―― ゼロ・モード効果を含む有限温度場の量子論に基づく凝縮粒子分布(上段)と非凝縮粒子分布(下段)の数値計算例 |
1976年 早稲田大学理工学部物理学科 卒業
1978年 同大学院理工学研究科物理学及応用物理学専攻博士前期課程 修了
1982年 同上 博士後期課程修了 理学博士
●職歴 学習院大学理学部助手、日本学術振興会奨励研究員などを経て、
1986年−1992年 カナダ・アルバータ大学物理教室 研究員
1992年−2003年 早稲田大学高等学院 教諭
2003年− 早稲田大学理工学部物質開発工学科 教授
[研究内容]
素粒子・原子核・宇宙物理から物性物理にわたって最も基本的な物理法則とみなされている場の量子論を研究対象としています。さらに、場の量子論系が熱的状況下にある場合の理論、熱場の量子論の建設を目指しています。その流れの中で、現在の具体的対象としては中性原子のボース-アインシュタイン凝縮現象を選んで研究を進めています。それは、この系の相互作用が弱く理論計算と実験の比較に適していること、様々な実験状況を実現できることなどがあり、正に量子多体系の理論の検証の場に相応しいからです。
|